キャノーラ油、オリーブオイルなど普段よく使う油と違ってあまり馴染のないココナッツオイル。
そんなココナッツオイルだからこそ使い方ってどうするの?って思っちゃいますよね…。
ココナッツオイルはコーヒーなどの飲み物に入れて飲むことが出来ます。
もちろん、熱に強いという特性もあるので、料理にも使う事も出来ます。
しかし、ただココナッツオイルを摂ればいい。という訳ではありません。
ココナッツオイルの香りだけを楽しむなら、そこまで気にする必要はないです。
ダイエット、健康目的で摂取するのであれば、飲み物に入れようが、料理に使おうがココナッツオイルの特性を知り、その効果と恩恵を受けないければココナッツオイルを摂っている意味がありません。
ここではココナッツオイルの特性と1日にどのくらい摂取したらいいのか?
飲むタイミング、健康効果などの使い方をお伝え致します。
ココナッツオイルの使い方!コーヒーや飲み物に入れる場合は?
それでは、ココナッツオイル飲み物の場合どう使うのか?使い方についてお伝えしていきます。
その前に、なぜあなたはココナッツオイルを摂ろうと思ったのですか?
健康のため、それともダイエットのためですか?
どちらにせよ、ココナッツオイルは健康面でもダイエット面でも適した油になります。
その理由と共に、飲み方、使い方の前に特性を最初にお伝えさせてもらいますね。
ココナッツオイルはなぜダイエットにいいの?その特性とは?
ココナッツオイルといえば、牛や豚など動物系の脂と分類が同じ飽和脂肪酸です。
そう考えると、コレステロールが…。体に脂肪が付きそう。
そんなイメージが大きいと思いますが、ココナッツオイルは飽和脂肪酸の中でも中鎖脂肪酸約60%で出来ています。
中鎖脂肪酸はエネルギーになりやすく体に残りにくい脂です。
更に、代謝を上げて太りにくく、痩せやすくします。
そんな特性があるからこそ、中鎖脂肪酸100%のMCTオイルがダイエットで流行りました。
(MCTオイルについては、別記事で書いているので、コチラを読んで下さいね。)
そして、ダイエットなどでよく聞く言葉が炭水化物を抜いたダイエットです。
ココナッツオイルの恩恵を受けるには、この炭水化物を控えた食事をしなくてはいけません。
それは、エネルギー源をブドウ糖からケトン体に切り替えるためです。
このケトン体になるには、炭水化物や糖質(ブドウ糖)が邪魔をしてしまい、上手く切り替えられなくなります。
だからこそ、炭水化物を減らす必要があるのです。
ケトン体を利用すると空腹感が抑えられ食べ過ぎを防ぐことができます。
私の場合は、子供茶碗半分のご飯を毎食食べ、ココナッツオイルを小さじ1杯にしています。(おかずも食べています)
それでもお腹が空きません。
ココナッツオイルがダイエットにいいといわれるのは、
エネルギーになりやすく、代謝が上がり痩せやすくなるから。
ココナッツオイルを摂取するときは、炭水化物を減らして摂取すると良い。
今度は、ココナッツオイルをコーヒーや飲み物に入れる場合の使い方です。
ココナッツオイル1日の摂取目安!コーヒーなら何杯までOK?
コーヒーはカフェインの関係で飲みすぎも気にしたい所ですが、コーヒーなら何杯までOKか?というよりはココナッツオイルが1日どのくらいまでOKなのか?
その目安についてお伝えしたいと思います。
摂取目安は、大さじ1杯を3回摂る。(45g)がココナッツオイル関係の本を読むと書いてあります。
しかし、私達は生活の中で様々な油を食事からとっています。
ココナッツオイルが体に良いといっても油には変わりないので摂りすぎは良くありません。
そう考えると、1日の油の摂取目安をまず知ったうえでココナッツオイルを1日どのくらい摂るのかを考えた方がいいです。
脂の1日の摂取目安としては、1日の摂取エネルギーの20%~30%(1日1800カロリー必要な人は約50gの油が摂取目安)
農林水産省の基準は?
この農林水産省の基準をもとに計算すると活動量の少ない女性(1400カロリー)であれば脂摂取目安は約39g、男性(2200カロリー)であれば約61gとなります。
私の場合だとココナッツオイルの他にアマニ油(15g程度)も摂取しています。
そんな事もあり、ココナッツオイルを小さじ1杯(5g)×3回(朝昼晩に分けて計15g)を目安に毎日摂っています。
他にもマヨネーズやドレッシングなどをよく使う人は、マヨネーズなどを控えてココナッツオイルを増やす。
そんな調整が必要になりそうです。
やはり、油は油、何でも摂りすぎは体の害になってしまいます。
自分の1日の油の摂取量を計算するのが面倒くさい。
という場合は、コーヒーや他の飲み物と一緒にココナッツオイルを摂取するときは、マヨネーズや料理で使う油などを減らすだけでも違うと思います。
ココナッツオイルはいつ飲むのが良いの?そのタイミングとは?
今度は、ココナッツオイルを飲むタイミングについてです。
ダイエット目的じゃなければ食後で良いとおもうけど、ダイエット目的であれば、断然食前をオススメします。
その理由は、ココナッツオイルを摂ると空腹感が抑えられると言われているからです。
ただ、ココナッツオイルは即効性がありません。
飲んだからすぐに効果があるというわけでもないので、食前といっても少し早めに飲み物と一緒に飲んでおいた方がご飯の時に「お腹空いた~!」と暴飲暴食を抑えらそうです。
私自身も、ココナッツオイルを摂取してから空腹感がほどんどなく、お腹空いた~という感覚がなくなりました。
お腹空いたときのように、ご飯の美味しさが感じられなくなったのは『良い事なのか』、『悪い事なのか』考させられる所です。
空腹感が感じられないのはダイエットをしている人にとっては良いことのように感じます…。
ココナッツオイルをコーヒーなどの飲み物に入れる風味が変わる!?
今度はココナッツオイルをコーヒーや飲み物に入れた場合の味についてです。
ココナッツはお菓子などにも使われているので、比較的馴染のある香りだとは思います。
ココナッツオイルを飲み物やコーヒーに入れると、ココナッツの風味になってしまいます。(温かい飲み物に入れてくださいね)
この香りが『好きという人』と『苦手という人』に別れそうです。
私はどちらかというと、この風味が好きです。
それでも毎日ココナッツオイル入りのコーヒーを飲んでいると飽きてきます。
そして、たまには、普通のコーヒーが飲みたい!となってくるんですよね。
コーヒーの香りも良いですからね…。
そこで、最近はココナッツオイルをコーヒーには入れずそのまま飲んでいます。
ココナッツオイルを口に含むっていう事に抵抗があるかもですが、意外とあっさりと飲めます。
白湯でも、コーヒーでも、温かい飲み物と一緒にココナッツオイルを溶かしながら飲むとチョコレートのような口溶けで溶けていきますよ。
一瞬で飲みおわりますし、最近はこんな感じでココナッツオイルを毎日摂取しています。
ココナッツの香りが好きな人はコーヒーに溶かしてその香りを楽しみながら飲むのも良いですが、もし苦手だったり、飽きたという人は一度試してみて下さいね。
あとココナッツオイルは酸化しづらく熱に強い油です。
なので、コーヒーなどの温かい飲み物に入れて飲んでも大丈夫なんですよ。
ココナッツオイル健康面では何がいいの?
次にココナッツオイルの健康面についてです。
ココナッツオイルの健康面で注目したいのが脳神経の回復や予防です。
それは、ココナッツオイルの中鎖脂肪酸が関係しています。
中鎖脂肪酸がケトン体を働かせ脳のエネルギー源となるからです。
私はダイエットというよりは、こちらの目的の方が大きいです。
今や人生100年時代と言われ体も脳も健康でいたい。
これは誰もが思うことだと思います。
ココナッツオイルはそんな認知症予防にも効果があると知り摂取することにしました。
ココナッツオイルにもざっくりと2種類のココナッツオイルがあります。
その選び方によって、品質や効果も違うため選び方にも気を付けたいものですよね。
選び方を知りたい場合はコチラの記事も読んで下さいね。
ココナッツオイルの危険性は?
ココナッツオイルの危険性については、私は色んな油の本や油の資格用のテキストも読んでいますが、ココナッツオイルが危険。
と書かれたものはありませんでした。
ただ、使い方について、裏面を見ると加熱しすぎると発火する危険があるようです。
飲み物に入れている分には問題ないですが、調理で使う場合は注意が必要ですね。
他に危険性があるとしたら、先ほどお伝えした油の摂取量オーバーだと思います。
摂りすぎはどんな油でも体の害になります。
油が『体に良い』と言われるようになるには、それぞれの特性を生かした油(オメガ3、6、9などの)の摂取バランスが大事なのです。
まとめ
ココナッツオイルの使い方はいかがでしたでしょうか?
ココナッツオイルは健康面でもダイエットでも使える万能油。
その恩恵を受ける使い方としては、炭水化物を減らしてココナッツオイルを毎食小さじ1杯程度を目安に摂取すると、効果が実感できると思います。
私の場合は健康目的で始めてココナッツオイルですが、摂っているとお腹が減らず体重も少し落ちました。
お腹が空いた~!という感じがないですし、お腹が空いた時に食べる料理がおいしい!という感覚がなくなったのが、悲しい所ですが…。
ダイエット目的でココナッツオイルを摂るのであれば、ココナッツオイルから抽出されたMCTオイルもオススメです。
MCTオイルについてはこちらの記事も読んでみてくださいね。