ココナッツオイルの健康法について書かれた本やWEBサイトをよく見かけます。
健康効果が沢山書かれたり、言われているココナッツオイルだけど、メリットだけではなく、デメリットもあるんじゃないか?
そんな疑問から、デメリットについても調べてみました。
デメリットで一番危険なのが、ダイエットで使うということでした。
その使い方によっては危険かな…。と感じることがありました。
ここでは、そんなココナッツオイルの『メリット』と『デメリット』、その恩恵を最大限に得るためのココナッツオイルの選び方について書いています。
ココナッツオイルのメリットとデメリット
それでは、ココナッツオイルのメリット、デメリットです。
この記事を読んでココナッツオイルが良い油なのか?悪い油なのか?ご自身で考えてみてくださいね。
最初にココナッツオイルのメリットについてです。
メリット
ココナッツオイルのメリットは調理面、健康面でもさまざまなメリットがあります。
★調理面
ココナッツオイルは料理に使える油です。
熱に強いことから調理油としても幅広く使うことが出来ます。
また、酸化しづらい油なので常温保存で賞味期限も約1年と長めです。
ただ、ココナッツオイルの香りが気になる人には使いづらい油かもしれません。
また、一度加熱などに使用したココナッツ油は酸化している可能性が高いため、常に新しいココナッツオイルを使うようにしましょう。
★健康面
健康面に関しては沢山のメリットがあります。
ここではその中でも3つのメリットを取り上げてお伝えしたいと思います。
・脳を働かすエネルギー源となる
・ダイエット効果が期待できる
・腸内環境・免疫力を高めてくれる
ココナッツオイルの中鎖脂肪酸は腸の老廃物を排除し整えてくれます。
また、中鎖脂肪酸(ラウリン酸)は母乳に含まれている成分と同じで免疫力を高めてくれます。
・脳を働かすエネルギー源となる
ココナッツオイルの中鎖脂肪酸によってケトン体が働き脳のエネルギー源となります。
脳の活性化、認知症予防にも良いとされています。
・ダイエット効果が期待できる
ココナッツオイルの主成分でもある中鎖脂肪酸はエネルギーになりやすく体に残りづらい油になります。
代謝も上げる効果もあることからダイエット効果も期待出来そうです。
また、ココナッツオイルの油分が体内に取り込まれると必要な栄養素が補給されることにより無駄な食欲を抑えられます。
食事に使っている他の油からココナッツオイルに替えてみるなど少しづつ使ってみると良いかもしれません。
私の場合はココナッツオイルを小さじ1杯程度、温かい飲み物に入れて朝昼晩と3回摂っています。
デメリット
今度はデメリットについてです。
ココナッツオイルはメリットも多いが、デメリットも気になる所です。
それでは、デメリットも見ていきましょう。
ココナッツオイルは中鎖脂肪酸の他に長鎖脂肪酸も含まれています。
中鎖脂肪酸はエネルギーになりやすく、脂肪になりにくい油ですが、長鎖脂肪酸はエネルギーになりにくく体に残りやすい油になります。
なので、摂りすぎるに注意したいものです。
まずは、ご自身の油の1日の摂取目安を知り(その人の活動量によって違います)、摂取オーバーにならないよう他の脂との併用にも気を付けたいものです。
ダイエットに使うなら、それだけを主として摂取することは危険です。
医師の監督下に、ケトン体を測定しながらのダイエットが必要だからです。
ココナッツオイルの効果は選び方によって変わる?
今度はココナッツオイルの選び方についてお伝えします。
選ぶココナッツオイルによって栄養の含有量が変わってきます。
その分、効果も変わってきます。
質の良いココナッツオイルを選びその恩恵を最大限に受け取りたいものです。
それでは、ココナッツオイルを選ぶポイント4つです。
なるべく、この4つをクリアしたオイルを選ぶようにしましょう。
2.オーガニック、有機表示
3. ラウリン酸と中鎖脂肪酸含有量
4.低温搾取(コールドプレス)を選ぶ
5. 使用頻度に合わせた量を選ぶ
1.バージンココナッツオイル
ココナッツオイルの種類としてざっくりと2種類あります。
それは、バージンココナッツオイルと精製されたココナッツオイルです。
選んでもらいたいのは一番搾りでもあるバージンココナッツオイル。
バージンココナッツオイルは必要最小限の工程を経て搾取された油になります。
なので栄養価も高くほんのりとしたココナッツの香りや味も残っています。
しかし、精製されたココナッツオイルは精製、脱臭されているためココナッツの香りや味がほとんどわかりません。
ココナッツの香りや味が苦手な人には良いかもですが、精製されたココナッツオイルは
バージンココナッツオイルよりも栄養も削がれているというデメリットがあります。
そう考えると、少し高値でも栄養価の高いバージンココナッツオイルを選んだ方が良いことがわかると思います。
2.オーガニック、有機であること
有機、オーガニックとは自然のものを最大限に生かした栽培方法です。
その条件として2年間以上の有機肥料の土づくりをした畑とあります。
そんな土台の畑に、化学肥料や農薬を使用せず、有機の肥料だけを使って作られたココナッツオイルだからこそ安心して口に運べます。
3. ラウリン酸と中鎖脂肪酸含有量
ココナッツオイルを選ぶときに見て欲しいのが中鎖脂肪酸とラウリン酸の含有量です。
なぜこの中鎖脂肪酸とラウリン酸の含有量を見てもらいたいのかというと、ココナッツオイルは中鎖脂肪酸が約60%占めています。
そのうち中鎖脂肪酸の1種でもあるラウリン酸が50%前後で占めていて、大事な栄養素だからです。
この50%前後なので、表示を見てラウリン酸が多いものを購入してもらいたいのです。
このラウリン酸、先ほどもメリットでお伝えしましたが、母乳にも含まれている成分で、免疫力の強化、抗菌作用、抗炎症作用などの効果があります。
その主成分でもあるラウリン酸は他の植物油脂に対して差をつけて多いことがココナッツオイルの特徴でもあります。
また、最近はダイエットなどで流行っているMCTオイルにはこのラウリン酸は入っていません。
MCTオイルも同じ中鎖脂肪酸100%で出来ていたものですが栄養素の割合が違うのです。
(例えココナッツオイル由来のMCTオイルでも)
4.低温搾取(コールドプレス)を選ぶ
低い温度で搾取することによって栄養素を壊すことなく油の劣化も最小限に抑えられます。
油を沢山搾取させるには、熱をかけると良いですがその分栄養素は壊れ、油も劣化しやすいです。
劣化している油は体にも良い影響を与えないため、搾取方法も購入するときチェックした方が良いでしょう。
5.使用頻度に合わせた量を選ぶ
ココナッツオイルは酸化しづらく安定している油です。
冷蔵庫で保管する必要はなく、日の当たらない暗い所で保管します。
賞味期限としては開封してから1年位と長めです。
しかし、開封すると空気に触れ酸化しづらいとはいえ気になる所。
私の場合は1ヵ月以内で消費する量を購入するようにしています。
酸化も考えると使用頻度を考えて1ヵ月程度で使い切るようにしたいものです。
質の高いオイルは高価なものです。
しかし、健康やダイエットどちらの目的にせよ質の良い油を摂った方が効果的です。
続いて、私が使っているおすすめのココナッツオイルです。
私が使っているオススメのココナッツオイル
先ほどお伝えしたココナッツオイルを選ぶ基準をクリアしたもの2つとスーパーなどの身近で購入できるココナッツオイル1つを紹介します。
1.アビオス オーガニックココナッツオイル
低温圧搾法で抽出した無精製のエキストラヴァージンオイルです。
ココナッツオイルの香りが良く、味もさっぱりしています。
軽く削って食べると口当たりも軽い。
食べやすいココナッツオイルだと思います。
他のココナッツオイルと比べて中鎖脂肪酸・ラウリン酸を多く含んでいます。
中鎖脂肪酸含有率 66.5%
ラウリン酸含有率 55%
価格:1512円(税込)
内容量:200g
2.ココウェル有機エキストラバージンココナッツオイル
低温エクスペラー法という圧搾法です。
100g、360gとその人の使いやすいサイズ感も好きです。
私は100gの方をよく購入させてもらっています。
値段もお手頃ですし、風味や食感もさっぱりしていて使いやすい。
こちらもて中鎖脂肪酸・ラウリン酸を多く含んでいます。
中鎖脂肪酸含有率 65%
ラウリン酸含有率 51%
価格:1080円(税込)
内容量:100g
3.日清 有機エキストラバージンココナッツオイル
身近なスーパーでも売っているココナッツオイルです。
圧搾法、ラウリン酸の表示がないですがネットで購入し忘れた時などたまに購入させてもらっています。
有機、バージンオイル、中鎖脂肪酸60%なのでこちらも良いと思います。
スーパーなどで買えるから送料がかからないのが嬉しい所ですね。
中鎖脂肪酸含有率 60%
価格:950円(税込)
内容量:130g
まとめ
ココナッツオイルはバージンココナッツオイルと精製されたココナッツオイルがあります。
値段が安く購入しやすいココナッツオイルを選びたくなりますが、健康やその効果を考えてバージンココナッツオイルを選ぶことにしています。
どの油にも該当しますが、質の悪い油はかえって体に害を与えます。
選ぶ基準として最低でも有機、バージンオイル、搾取方法は購入する前にチェックしておきたいものですね。
ココナッツオイルの使い方、摂取目安についても書いています。
良かったらコチラの記事も読んでみてくださいね。
【ココナッツオイルについてオススメの本】