MCTオイルを体の健康維持のために!と摂り始めた私ですが、お腹を下すことが…。
そんなこともあり、MCTオイルって本当に健康維持に良いの?実は危険性が高い油なんじゃないか!?
そんな疑問からいろんな本を読んでみることにしました。
本からはMCTオイルはとても良い油ということがわかりましたが、その一方で摂取の量によっては下痢になるということが書かれていたのです!
その理由はMCTオイルが中鎖脂肪酸であったり、油全体の摂りすぎが原因。(食品からも油は摂取していますよね?)
ここではそんな MCTオイル危険性と摂取目安、その特徴について書いています。
MCTオイルの危険性とは?その特徴とお腹が下さない摂取目安は?
話題になっているMCTオイルですが、そもそも、MCTオイルとはどんなオイルか、あなたは知っていますか?
MCTオイルとは?その特徴は?
MCTオイルとは中鎖脂肪酸100%のオイルのことです。
脂は長鎖脂肪酸・中鎖脂肪酸・短鎖脂肪酸に分類され、MCTオイルはそのうちの中鎖脂肪酸に分類されます。
この中鎖脂肪酸の中でもカプリル酸(炭素数8)、カプリル酸(炭素数10)、ラウリン酸(炭素数12)とわかれていて、MCTオイルはカプリル酸(炭素数8)、カプリル酸(炭素数10)の2種類を含んだ100%中鎖脂肪のオイルなのです。
2.糖質の代わりにエネルギー源となってくれる
3.脳の神経細胞のエネルギーになる
1.スグにエネルギーになり体に残りづらい脂
あなたは脂には『体に蓄積されやすい脂(太りやすい油)』と『体に残りづらい脂(太りにくい油)』があることを知っていますか?
脂の中でも体内に蓄積されやすい脂は体に残りやすく太る原因になります。
しかし、このMCTオイルは他の油と比べると吸収される速度も速く、エネルギーになる速度も速い。
そんなことから、体に残りづらい特徴を持っています。
太りにくい油、太りやすい油についてはコチラの記事で書いています。
↓ ↓ ↓
2.糖質の代わりにエネルギー源となってくれる
人のエネルギー代謝には『糖質』と『ケトン体』があります。
このケトン体はブドウ糖が枯渇した時に脂肪酸を分解しながら作られます。
糖質制限などしたときに、MCTオイルはこのケトン体を促してくれるオイルであり、エネルギーの補給にもなります。
体に残りづらい脂で更に、脂肪酸を分解しながらエネルギーにしてくれるよう促すとなると、ダイエットや運動している人にはありがたい油ですよね。
3.脳の神経細胞のエネルギーになる
MCTオイルは先ほどもお伝えした通り、中鎖脂肪酸100%で出来ています。
この中鎖脂肪酸が脳のエネルギー供給になります。
ただ、MCTオイルの特徴としては、すばやく脳のエネルギー源になりますが、持続力はありません。
なので、認知予防の目的のためにMCTオイル使う。となると、物足りなさを感じます。
エネルギー源の持続力となるとココナッツオイルが良いですが、即効性はありません。
なので、脳のために!というならばMCTオイルとココナッツオイルの併用がよさそうです。
MCTオイルで危険性があるとしたら…。
MCTオイルで危険性があるとしたら、冒頭でお伝えした通り摂る量によっての消化器官の望ましくない症状…つまりお腹を下すことです。
MCTオイルには健康維持のために良い油でもあるのに、摂取したらお腹が緩くなった!これじゃ本末転倒。
購入したMCTオイルの裏面表示にも書かれているものがありました。
なぜこんな風になってしまうのでしょうか?
それは、中鎖脂肪酸はスグに肝臓に届くということと、肝臓で脂肪を消化するために必要な液体の分泌量より多すぎると下痢を起こすようです。
さらに私たちはこのMCTオイル以外でも食品から色々な油を摂取しております。例えばお菓子とかアイスクリーム 夕飯のおかずの唐揚げまたは外食からなど。
そんなことから油を取りすぎによりお腹を下すことがあるので注意した方がいいです。
MCTオイル自体、体に悪い油ではないので摂取することに問題ないと思いますがただその摂取量だけ気を付けたいものです。
その目安を次でお伝えします。
MCTオイル1日に摂取できる量は?
MCTオイル1日にどのくらい摂取すればよいのだろうか?
私の場合は、MCTオイル1日に45g摂取(大さじ3杯)したところお腹が緩くなりました。
推奨として1日に大さじ1杯を3回摂る。とオススメする本もあれば、20g(中さじ2杯)程度とオススメしている本もあります。
また、購入したMCTオイルには小さじ1杯程度から始めてください。と書かれていました。
ただ、脂の1日の摂取目安としては、1日の摂取エネルギーの20%~30%ということなので、ほかの食品の油も含めて摂りすぎには注意したいものです。ちなみに、1日1800カロリー必要な人は約50g位の油が必要です。良い油でも、摂りすぎは太る原因に!
その人の食生活や運動量によって個人差があると思うので、大さじ1杯を1日3回45g摂取でお腹を下すようであれば、そうならない程度に減らして自分自身で調整するしかないです。
私の場合は、今は大さじ1杯程度にしています。
他の油の摂取との併用もあると思うので…。(私の場合はアマニ油も1日のうち大さじ1杯程度摂取しています。)
また、MCTオイルの用途としては糖質制限のダイエットのために用いられたり、スポーツや筋トレのエネルギー補給のため。
という方の方が多いんじゃないかと感じています。(私の場合は健康維持ですが…)
MCTオイルの量をもっと摂りたいのに、どうしてもお腹が緩くなってしまう。
という方は、MCTオイルの他に別の物も摂取しないといけないといけない。と、こちらの本に書かれていました。
もしだったら、参考にしてみてください。
MCTオイルを加熱すると危険!?
また、今回MCTオイルに危険があるなら…。ということなので、こちらもお伝えしようと思います。
MCTオイルはそのまま何かに混ぜて口にするならいいのですが、直接飲んだり、加熱すると危険と裏面に書かれています。
また、MCTオイルを入れる容器も気を付けた方が良いようです。
まとめ
MCTオイルは脳のエネルギーにもなるし、脂肪を分解してエネルギーにしてくれるケトン体を促してくれるしダイエットにも健康維持にも良い脂です。
ただ、摂りすぎるとお腹が緩くなりやすい。ということがわかりました。
下痢にならないためには、推奨大さじ3杯(45g)、または中さじ2杯(10g)から初めて体に合わないようなら減らしていく。
または、その逆で徐々に増やしていく。でも良いと思います。
また、MCTオイルの選び方もあるので、そちらも気にかけたいものです。
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