『オリーブオイル=健康に良い』と思われていますが意外な落とし穴があることを知っていますか?
それは、オリーブオイルにもトランス脂肪酸が含まれている可能性があるということです。
もちろん、身体に良いオリーブオイルにはトランス脂肪酸は含まれていません。
しかし、スーパーなどで売られているオリーブオイルを安易に購入している場合。
もしかしたら、トランス脂肪酸を含むオリーブオイルを購入していることも十分あり得ます。
トランス脂肪酸を含む原因は、オリーブオイルを作る製法にあります。
ここでは、『トランス脂肪酸を含むオリーブオイル』と『含まないオリーブオイル』について書いています。
良かったらあなたの『食生活』の参考にしてくださいね。
オリーブオイルにトランス脂肪酸が含まれている「良い油」と「悪い油」
オリーブオイルの種類によって、「良い油」と「悪い油」があることを知っていますか?
オリーブオイルの種類は色々ありますが、その中でもエキストラルバージンを選んでください。
身近に利用しているスーパーでは、エクストラルバージンオイル以外にも、ピュアオリーブオイル、オリーブポマースオイルなどが売られています。
なぜエクストラルバージンオイルを選んでもらいたいかというと、エクストラルバージンオイルはオリーブの果実を搾ってろ過して作っているからです。
そして、化学的な事もしていません。
ピュアオリーブオイル、オリーブポマースオイルは化学的溶剤を加え、更に高熱処理がされています。
化学的な溶剤自体、自然にできた物ではないので体に悪いことがわかります。
更に、高熱処理をするということは、トランス脂肪酸が急激に増えている可能性があるのです。
◯ エキストラルバージンオイル
× ピュアオリーブオイル、オリーブポマースオイル
スーパーで売られているエキストラルバージンオイルでも3つの選び方がある!
スーパーの棚には色んなメーカーのエクストラルバージンオイルが並んでいます。
その中でも選び方がある事を知っていますか?
選び方2 色付きのビン又は缶
選び方3 低温搾取(コールドプレス)
選び方1 安すぎないもの
昔ながらの果実を搾取する方法であるために、手間もかかります。
安いエクストラルバージンオイルには、やはり安い理由があります。
それは、容器の入れ物自体が安いプラスティック容器を使っています。
油は光によって酸化します。
プラスチック容器は透明なため、光が入りやすく油は酸化しやすくなります。
私は料理の種類によって色々なオリーブオイルを使っていますが、選び方1~3を満たすオリーブオイルは1本(225g)2400円位します。
選び方2 色付きのビン又は缶
オリーブオイルは紫外線を含み光に弱いです。
光にあてると油はみるみる酸化してしまいます。
保存するためにも容器に気を付けないといけません。
スーパーでは、透明なプラスティック容器でもエクストラルバージンは売られています。
そういった容器ではなく、ビンで光を通しずらい黒めの容器のものを選ぶようにしましょう。
また、缶も光を通しずらいため缶もお勧めです。
選び方3 低温搾取(コールドプレス)
加熱に強いオリーブオイルといっても熱を加えすぎる製法は結局トランス脂肪酸が作られ悪い油となってしまいます。
そのために、低温で搾取する製法でオリーブオイルを摂ったものを選びます。
表記には低温搾取またはコールドプレスと書かれています。
更に贅沢を言うのであれば、④オーガニック認証・⑤自社生産のものを選ぶと良いです。
しかし、ここまで選ぶとスーパーではなかなか売っていません。
専門店かネットショップで購入するしかありません。
私が利用しているオリーブオイルはこの①~⑤をクリアしている身体に良いオリーブオイルです。
続いて、オリーブオイルの調理方法でもトランス脂肪酸を作り出すことがあるのでそのことをお伝えします。
オリーブオイルの食べ方は?酸化させないための保存方法は?
エキストラルバージンを購入したから安心!そんな風に思っていませんか?
オリーブオイル自身にも食べ方があり、調理方法によってはトランス脂肪酸を作り出しちゃうこともあるんですよ!
オリーブオイルのベストな食べ方は?
オリーブオイルは、できたら熱をかけずそのままで食べれたらそれがベストです。
植物油であれば160度以上の熱をかけてしまうと良い食べ方と言えません。
160度以上からトランス脂肪酸が作り出されると言われているからです。
農林水産省では、植物油を繰り返し加熱してもトランス脂肪酸はごく微量しか作り出されないと言っていますが、それでもトランス脂肪酸はとりたくないものです。
油を加熱するとどうなる?
農林水産省が加熱による油脂中のトランス脂肪酸濃度への影響を調査した結果、通常の揚げ調理の条件下における油脂の加熱(160~200℃)では、
同じ油を何度も繰り返し加熱したとしてもトランス脂肪酸はごく微量しか生成せず、その影響は無視できることを確認しました。
引用元:農林水産省
しかし、オリーブオイルは他の植物油と違って過熱に強いという特徴を持っています。
発煙点が210℃と高いので、揚げ油に使うこともできます。
しかし、トランス脂肪酸のこともあるので、先ほども述べたようにベストな食べ方は生で食べることです。
ドレッシングとして利用したり、サラダにかけると良いですよね!
オリーブオイルの保存方法は?
オリーブオイルに限らず油は光を当てることによって酸化します。
そのため、光を遮断するようなビンに入っているのが当たり前なのです。
(スーパーでは透明な容器やプラスティックの容器でも売られていますよね)
そして、高温を避けて光の当たらない暗い所で保存します。
加熱は160度以下か生でそのまま使う。
高温を避けて暗所保存
オリーブオイルは本来なら身体に良い油
オリーブオイルは本来であれば体に良い油です。
それは、オリーブオイルには沢山のオレイン酸が含まれ身体に良い影響を与えてくれるから。
オレイン酸は、動脈硬化や心疾患。
善玉コレステロールを下げずに悪玉コレステロールだけ下げてくれる働きもしてくれます。
腸内環境の改善から便秘解消にも繋がる効果が得られるのです。
便秘症の人には嬉しい食材ですよね!
またオリーブオイルは保湿性も高いと言われて、スキンケアにもオリーブオイルを使うこともあります。
(食用品とは別で美容品として)
ただ、先ほどもお伝えした通り良いオリーブオイルを選ぶ必要があります。
悪いオリーブオイルは、結局トランス脂肪酸を摂取することになり身体に悪い影響を与えてしまうので注意が必要です。
まとめ
今回は「トランス脂肪酸を含むオリーブオイル」と「含まないオリーブオイル」についてお伝えしました。
製法だけではなく、調理方法によっても「良い油」にも「悪い油」にもなることがわかりました。
エクストラルバージンオイル自体、他のオリーブオイルに比べると少し高値。
高値というと購入するとき少し戸惑ってしまいそうです。
しかし、長い目で見ると健康にもよい食材なので将来の自己投資として摂取すると良いかもしれませんね。
入れ物が安いプラスチックというのはペットボトルのことでしょうか?
保存上どのような問題があるのでしょうか?
なぎさん
コメントありがとうございます。わかりずらい文ですみませんでした。入れ物が安いとは、プラスチック容器、ペットボトル容器などです。
保存上の問題としてはプラスチックのような透明な容器は光や空気を通しやすく油は酸化しやすくなります。
そして、品質の低下につながります。
某店からのキルランジック エクストラバージンオリーブオイル(トルコ最大のオリーブオイルメーカーが造る安旨エクストラバージンオリーブオイル)を使います。こちらはプラスチック容器に入っています。たしかに安いですが、、。良くない部類にはいりますか?
なかむらアキ様
コメントありがとうございます。返信遅くなり申し訳ございませんでした。おっしゃられているメーカーが良くない部類になるかどうかは、わかりかねませんが、プラスティック容器は油が酸化しやすい容器きなります。(酸化しづらい特殊なプラスティック容器もありますが…)また、オリーブオイルは熱に強い性質を持っているためエクストラバージンオリーブオイルで揚げ物するのは大丈夫です。ただ、油の使いまわしは望ましくありません。
どうもありがとうございます♪
エクストラバージンオリーブオイルを使い、天ぷらをつくります。これも辞めた方がいいですか?