スーパーに行くと安価で売られているキャノーラ油(菜種油)、癖のある臭いはないし、透明で使いやすいですよね。
揚げ物にも炒め物にも使えるし、よく家庭で使っていました。
更に特売日などで安売りしていると、嬉しくなってつい、何本も買ってしまいます。
しかし、このキャノーラ油(菜種油)今は怖くて使っていません。
それは、人体に恐ろしいほど悪い影響を与えると私は認識したからです。
ここでは、そんなキャノーラ油(菜種油)がなぜ体に悪いのか?その危険性とキャノーラ油と菜種油の違い。
正しい菜種油の選び方についてお伝え致します。
キャノーラ油(菜種油)が体に悪い、危険と言われる理由
最初に菜種油にも色々な種類があって、その中の一つにキャノーラ種というのがあるんです。
そのキャノーラ種から作られ油がキャノーラ油。これが体に悪いと言われています。
その理由は以下の3つの通りです。
②菜種の毒性とキャノーラ油と菜種油の違い
③トランス脂肪酸の危険性
①遺伝子組み換え原料が使われていることも
1つは遺伝子組み換えの原料が使われている可能性があるということです。
問題は海外から輸入されている菜種です。
場所によっては遺伝子組み換えの技術が主流になっている所もあり、遺伝子組み換えの物とそうでないものが区別されないまま輸入されている可能性があります。
遺伝子組み換えのメリットとしては、除草剤などに強い、害虫に強いなど育てやすい製造側のメリットはあるものの、人体に悪影響を与える可能性があるというデメリットもあります。
また、遺伝子組み換えに関しては、ハッキリと有害であるということは証明されていません。
しかし、孫、その次世代へともしかしたら、長期に渡って遺伝子組み換えの影響が出ることもあるかもしれません。
今は、科学的に安全であることが証明されても、やはり、その先がまだ証明されていないことは事実です。
また、購入するときに裏面を見ても遺伝子組み換えの表示がないため、メーカーに問い合わせるしかありません。
②菜種の毒性とキャノーラ油と菜種油の違い
スーパーでは『菜種油』と書かれた表示と『キャノーラ油』と書かれた表示で売られています。
同じ菜種で作られている油ですが、キャノーラ油と菜種油は違うものです。
キャノーラ油は、カナダで菜種の品種改良された菜種(キャノーラ種)から作られた油のことです。
菜種には心臓病を引き起こすエルカ酸と、甲状腺肥大を引き起こすグルコシノレートと2種類の有害物質がありました。
この2つの有害物質を大幅に取り除いたものがキャノール種。
そう聞くとキャノール油は体には問題なさそうだ。と思っちゃいますが、キャノール油に入っている微量成分が長い年月をかけて人体に悪影響を及ぼしていると言われています。
それは、脳の正常な働きを妨げることや情動(落ち着きがない、立ち上がるなど)に関係するといわれています。
菜種油は、エルカ酸を含まない品種からとれた油です。
③トランス脂肪酸の危険性
トランス脂肪酸が出来る原因の1つとして、食用油を精製する時の脱臭工程にあります。
高熱処理(200度以上)で臭いを取り除く時、一部の脂肪酸の構造が変化してトランス脂肪酸になります。
トランス脂肪酸は人体の細胞を蝕み、やがて癌や生活習慣病などの病気を引き起こす怖い油です。
また、キャノーラ油は認知症にもなりやすい。と言われいます。
こちらも気になる方は合わせて他記事も読んでくださいね。
菜種油の正しい選び方とは?
菜種油がすべて悪いのか?というと、そういう訳ではありません。
ただ、キャノーラ油(菜種油)は避けた方が良い油であることは間違いありません。
その他の菜種油で選ぶ基準としては、以下の2つの通りです。
・昔ながらの製法(圧作法)を利用している
・国内で栽培されている菜種かどうか?
前にもお伝えした通り、海外から輸出した菜種は遺伝子組み換えをしている可能性があります。
国産で栽培されている菜種であれば、遺伝子組み換えの心配もなく安心して摂取することができます。
・昔ながらの製法(圧作法)を利用している
油を搾油するには2つの方法があります。
それは、『圧搾法』と『抽出法』があります。
・抽出法
石油系の化学溶剤ヘキサンを使って油を抽出します。
製造過程でこのヘキサンは完全に取り除かれ安全とされていますが、石油系の化学溶剤を使っていると聞くと良い気分にはなりません。
こいった油を精製油とも呼びます。
また、脱臭のために200度以上の熱を加えることからトランス脂肪酸も発生している可能性があります。
・圧搾法
名前の通り、原料に圧力をかけて油を搾り出す方法です。
昔から行われていることで、手間をかけて搾油する圧作法を用いている場合は安心し摂ることが出来ます。
菜種油を選ぶのであれば、少し高値でも国産で栽培された菜種、圧搾法を用いたもの。を選ぶようにしてください。
菜種油に含まれるオメガ9脂肪酸
菜種油にはオメガ9脂肪酸のオレイン酸を豊富に含んでいます。
リノール酸(オメガ6脂肪酸)
α‐リノレン酸(オメガ3脂肪酸)
ビタミンK
ビタミンE
菜種油と同じオメガ9脂肪酸を含む油は、オリーブオイル、米油などがあります。
オメガ3、6脂肪酸は必須脂肪酸に対し、オメガ9脂肪酸は必須脂肪酸ではありません。
その理由は、オレイン酸は私たちの体の中で作ることが可能だからです。
そう考えると、そこまで必死になって摂取しなければならない油ではないわかります。
本当に摂取しなけらばならない油は、オメガ3脂肪酸です。
このオメガ3脂肪酸は亜麻仁油、えごま油、魚油などで摂れます。
現在の食生活はオメガ6脂肪酸に偏りすぎていることもあり、食卓の魚離れもあってオメガ3脂肪酸を摂取すること少なくなってきています。
菜種油について詳しく書かれたオススメの本
菜種油の危険性についてもっと知りたい!という人の為にオススメの本2冊を紹介します。
本当に危ない植物油‐その毒性と環境ホルモン作用
著者:奥山治美
出版社:角川書店
この本には、キャノーラ油(菜種油)がなぜできたのか?そして、菜種の毒性を取り除いて改良されたキャノーラ油を摂取したマウス実験が書かれています。
また、長年キャノーラ油を摂り続けている人体への怖い影響なども書かれています。
読むと、キャノーラ油を摂ることが怖くなるかもしれません。
また、健康に良い・悪いと思われる植物油も最後に書いてあります。
危ない油と健康になるオイル
著者:藤田鉱一郎
出版社:英和出版社
写真付きで現在スーパーなどで売られている油に○、×などが書かれています。
また、わかりやすく、さまざまな油を(オリーブオイル、菜種油、サラダ油)良い油、悪い油を説明してくれています。
なぜ現在人でキレやすい人がいるのか?その理由も書かれていました。
写真も多いため、本を読むのが苦手な人にはコチラがおすすめです。
まとめ |今後の油生活を考える
菜種油といっても、その品種によって『体に害になる油』と『健康効果のある油』があることをお伝えしました。
まとめると、
キャノーラ油=トランス脂肪酸、遺伝子組み換え、微量成分への体の影響などがあり避けた方が良い油。
菜種油=国産栽培、圧搾法を利用している油は健康効果あり。
キャノーラ油は、スーパーなどで安価で売られていてクセもなく使いやすい油です。
しかし、長期に渡って使い続けると健康を害するリスクがあることがわかりました。
国産で圧搾法の油は値段的には高値になり、
『健康』を選ぶか、『価格』を選ぶかによって将来の健康が変わってくると思います。
そんな、キャノーラ油の代用品として、私はこめ油を使っています。
その理由はこちらの記事に書いてありますので、合わせて読んでくださいね。
事実上実績をもって
確実で正しい情報を書いてあるのか
どのようにそれを証明するのか
具体的にご説明ください。
みっかん様
コメントありがとうございます。この記事に関しての事実、実績の証明ということですが 、この記事は何冊かの本を参考にし、自分の解釈を入れながら書いた記事です。それを証明する、実験データなどを知りたいということであれば この記事の最後に 紹介している書籍をご参考にしてください。よろしくお願い致します。
kksk様
記事内容大変感謝いたします。添加物の危険性を学ぶにあたってたどり着いたサイトでした。
他の方の事実要求質問等ありましたが、我々一人一人が自分自身で知らべ、考え、決断し、行動するという本来あるべきスタイルを取り戻すには大変参考になる貴方様の記事です。
どうか今後も日本人が自身を守り、後の日本を築きゆく一助としてさらなる有益な記事を待っています。
有難うございます。
福島の落武者様
福島の落武者さん、コメントありがとうございます。添加物も気をつけたいですよね。記事がお役にたてたようで嬉しいです。これからも、よろしくお願い致しますm(_ _)m
有益な記事ありがとうございました。
自分の頭の整理も兼ねてコメント失礼します。
・私と油の関係と、この記事に辿り着いた訳
私は常食する油として、普段、栽培については有機認定されていて、製法については劣化変質のない方法がとられているような、結果的に価格もそれなりとなるオリーヴオイルとココナッツオイルを選んでいまして、毎日結構な量を摂取しています。単純に糖質より油脂の方が代謝し易い体質であるからだと思います。幼少期からそんな摂食傾向があったと母が言っておりました。
それで、鉄鍋の後処理用にと日清キャノーラ油を購入したのですが、まずもって匂いというより臭いを感じたこと、加えて、生理的な直観として「この油で後処理した鉄鍋で調理したくないな」と思ったこと、そして、むしろ試しに調理に使って摂取してみると胃のムカつきや嘔吐感を催したことがありまして、そこから「これは一体なんなんだとう」と興味を持ちました。
補足として、私の体質は一般に言う「繊細」ではありますが、過敏に過ぎることはありませんし、何かを悪者にするために思い込みを持つということもありません。つまり、冷静に考えたり感じたりした結果、日清キャノーラ油は私にとって食用油ではありませんでした。
そんな折に自然食品屋さんなるスーパーでオオサワの菜種油を目にして何となく購買してみたところ、いい匂いがして普通に美味しくてびっくりしました。そもそも私の実家で常用されていたのは菜種油であってキャノーラ油ではなく、植物種としても栽培法においても製油法においても別物であり、私は勘違いで単に別物を手にしたのだと合点がいきました。
そして、しかしながらあの異臭感と異物感、嘔吐感は何なんだろうという疑問をインターネット上で晴らそうと検索を掛けたところ、この記事に辿り着いた次第です。そして改めて合点がいきました。
・食品の安全性や食品としての適性を評価することの困難さについて
上述のことを前提として、本記事とそれに対するみっかんさんのコメントについて、場違いでしょうがマジレスさせていただきます。
この記事について改めて:
科学的根拠を示せていない、というより示し切ってはいないこと、そしてそれ以上に「見知らぬケミカルに対する恐怖や不安を背景に若書きしてしまっている」のは確かだと思います。しかしながら、恐らくは私と同じような違和感を商品や市場というものに対して抱き、それに対して回答を与えようと自分なりの調査をしてくださいました。根拠の導出元として列挙なされた書籍についても「ケミカルに対する恐怖や不安を煽るような論調」が含まれているのは確かだと思いますが、一方で「事実として間違ったことが書いている訳ではない」のだと思います。
つまり、全体としてこの記事の示す方向性、「こういうとこを気にして良い食べ物を選んでいこうよ!」は正しいと思います。
みっかんさんのコメントに対して:
「このような記事」に対する露骨かつ典型的な「科学的態度を装った攻撃的かつ非建設的なコメント」だと思います。正直なところ、そのような言葉がふと浮かんでしまうことは分からないでもないです。科学リテラシーが充分に養われているとは言えない方が、「科学、特に化学に対する恐怖や不安を必要以上に抱くような形で懐疑に突き進んでいくような論調や雰囲気」には私も耐えることができません。
しかしながら、まず持ってみっかんさんの要求したような「事実上実績や具体的事実」というものは、こと「食品の安全性」や「商品として一般に流通しているものの食品としての適性」に関しては、
・どうしても見つかりにくい
・どう考えても信用ができないものばかり
・どうやったって自分の実感と相反するものばかり
という状態にある、という状態にあると感じている人が多数いる状況だと思います。その理由としては恐らくは、
1、実際的な安全性や適性を評価するメリットが売り手にはない
2、実際的な安全性や適性を評価するための情報材料は売り手側にしかない
3、官公庁と言った第三者組織による評価、査定が常に行われている訳ではない
4、消費者が自分達を組織して情報開示や評価を要求するに至る訳でもない
といった背景が絡み合っている、というような状況があるのだと思います。
つまりこの記事は、実感とそれに基づく大雑把な方向性は正しいと思われ、みっかんさんのコメントは、意見として正しくはあるけど実態を考慮してないし物事の解決や改善に全く寄与しない、と言えます。
とか言いつつ僕はオーサワの菜種油でオムレツ作って食べます。自己満論評失礼しました。
ido様
idoさん色んな解釈のコメントありがとうございます。
>普段、栽培については有機認定されていて、製法については劣化変質のない方法がとられているような、結果的に価格もそれなりとなるオリーヴオイルとココナッツオイルを選んでいまして、毎日結構な量を摂取しています。
普段から質の良い油を利用されているのですね。
>私の実家で常用されていたのは菜種油であってキャノーラ油ではなく、植物種としても栽培法においても製油法においても別物であり、私は勘違いで単に別物を手にしたのだと合点がいきました。
idoさんのご実家の方も油に気を付けていられるのですね。
私の実家は油のこだわりはなくいつもキャノーラ油を使っていました。
しかも、油が黒ずむまで何度も使いまわしです。そのせいかわかりませんが、私は若いうちから憩室(腸の穴のようなもの)がありました。
もちろん原因は油だけとは言いませんが、後から油も関係していると知りました。
毎日のように使う油だからこそ、気を付けたいものです。
この記事がidoさんの疑問の解消になったのなら嬉しい限りです。